合気道は日本武術のひとつで、柔術、剣術、槍術をもとに、植芝盛平が大正末期から昭和前期にかけて創設した日本の武道である。

合気道のその美しい動きは、初めて見る者にも明らかである。関節技、閉め技、投げ技など有効的な技を使い、一人、もしくは複数からの攻撃にも円を描くような優雅な動きで相手を制す。

修練において合気道を学ぶ者はその調和の取れた動きを身につけ、年月を重ねるごとに新しい発見をすることになるだろう。それにより生涯その魅力を追及し続けるのである。

これはたとえば、繰り返し練習することによって生まれる自然の力と練習相手との調和を求めること、人間の円を描くような動きを感じ習得するということ、身体と精神が同時に人間を形成するという武道の精神を深く理解することを意味する。このような観点により、強い忍耐力と基本を大事とする修練が求められる。また世代や年齢に関係なく、本人のそれまでの経験も修練には反映されてくる。

ガンドッシ師範をはじめBushidokaiの指導者たちは、先に述べた身体と精神の一体化に重きをおいている。自然体でありながら、流動的であり、技に入るタイミングを見極め、また常に相手との調和を大事にする。現在ガンドッシ師範は、合気道創設者の直弟子であり天道館を立ち上げた清水健二館長の指導の下、新たに合気道を学んでいる。清水館長の天道流はBushidokai道場にとって、大事な基準点となる。道場生たちは稽古においてお互いに力を使うのではなく気力を使うこと、そして相手の重心・体制を崩すことにより技がうまれることを学んでいる。

合気道をするものにとって個人の意思にもよるが、その恩恵は多岐にわたる。その練習法は普段のストレスから開放されるのに最適な方法であり、身体の健康を維持するのを助ける。畳みの外でも内でも平和を照らす灯台のようなその合気道の精神に感服である。
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